ロードバイクで生じるおしりの痛みにはいくつかの種類があって,それぞれ対策が違います.
- 下から突き上げられる痛み
- 縫製との擦れによる痛み
- 自身の陰毛などとの擦れによる痛み
下から突き上げられる痛み
下からの突き上げに対しては「脚力を上げてサドルにかかる体重を少なくすべき」とよく言われます.それは正しいのですが脚力は一朝一夕で上がるものではありません. 突き上げ痛みに悩んでいる方はシンプルに悪路を走らないようにするのがよいです.初心者は多摩サイ,境川などサイクリングロードをよく走ると思いますが,サイクリングロードはバンプがあったり舗装が悪かったり,歩行者がいてスピードが出せなかったりとお尻にとっては走りやすい道ではないです. 試しに一般道を走ってみるとよいです.
縫製との擦れによる痛み
レーパンのパッドの縫製部と身体が擦れることによる痛みです.これはレーパンの質によるところが大きく,私の経験ではパールイズミは全然平気ですが,dhbなど安価なものは痛みが出やすいと思います. 対策としてはシャーミークリームを塗るのがよいです.クリームを塗ると,dhbでも大丈夫,パールイズミだとなお安心という感じです.ポイントはレーパンの縫製部に直接塗ることです.
自身の陰毛などとの擦れによる痛み
抜本的な対策としては脱毛・剃毛でしょうが,まともなエステに行く以外では個人での対策には限界があるようです. でも,これもシャーミークリームを塗ることでかなり改善できます.ポイントは擦れが生じる身体の方に直接塗ること. ポイントは,シャーミークリームをレーパンと身体と両方に塗ること.私はこれまでレーパン側のみに塗っていて体の擦れ痛みに悩まされていたのですが,両方に塗ることを覚えてからは600km走っても平気になりました.