東京都における滞在人口の増減状況について

東京都が発表している以下のデータが興味深いです。

www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp

ターミナル駅、繁華街での滞在人口 (人出)と、国や都の施策の前後関係が確認できます。

 

これを見ると、緊急事態宣言の発令より前に人出が減少しているのが分かります。これにより、人出の減少は緊急事態そのものではなく、緊急事態宣言のきっかけとなる感染増大を受けてのことであることが分かります。

 

また緊急事態宣言中の外出量は、緊急事態宣言発令時が底で、そこから徐々に増えていることが分かります。

 

さらに、緊急事態宣言の解除によって、外出量の増加が加速していることが分かります。

 

つまり、緊急事態宣言の発令自体には外出量を抑える効果はなく、むしろ発令後に解除することで外出量を増やしてしまう効果がみられます。ならば、緊急事態宣言はむしろ発しない方が感染拡大を抑えることができる可能性があります。