今回の四国輪行では特大荷物スペース付きの座席をはじめて利用しました。実際利用してみると困惑したことや、多少のトラブルがあったので、わかったことを書いておこうと思います。
特大荷物スペース付き座席の予約とは、結局のところ、車両最後尾の席を予約すること。
荷物スペースは車両最後尾の席の人が優先的に使えるスペースであって、荷物スペースだけの専有利用を予約できるものではないです。が、乗客によっては専有利用できるものと誤解している人もいると思います。そういう人と交渉する際には正しい知識を持っていることが重要です。
車両最後尾に他の乗客もいる場合には、スペースを共同利用する必要がある。
車両最後尾でない席の乗客はスペースを使うことはできませんが、最後尾の乗客には等しくスペースを利用する権利、つまり1席分のスペースを利用する権利があります。
同じ並びに別の乗客がいない場合は3席ないし2席分のスペースを利用できますが、JRとしては保証できないとなります。
自転車輪行の場合、1席分のスペースに収納することは難しいでしょうから、極論すると、並びの席を全部確保するようなことをしないと、「特大荷物スペースに自転車を置けることを確実に保証するのは難しい」となります。
特大荷物スペース付き座席の予約ができるサイトは限られる。
私はふだん、えきねっとを使っていますが、特大荷物スペース付き座席の予約には対応していませんでした。以下の記事によると、「エクスプレス予約」「スマートEX」「e5489」「JR九州インターネット列車予約」ならば予約できるそうです。
特大荷物スペースに収納できなかったとしても、まあ何とかなる。
上記サイトに「事前予約なく車内に特大荷物をお持ち込みになった場合、持込手数料をいただきます」とあるので、特大荷物スペース付き座席の予約は最低限必要ですが、仮にスペースに収納しきれなかった場合でも、最後尾座席ならばデッキに近いので、デッキに置けば問題ないです。デッキに置く場合、開くドアの反対側に置くように時々移動しなければなりませんが、乗務員さんに聞けば、どこの駅でどちら側が開くというのは教えてもらえるので、いつ動かせばよいか分かります。のぞみならば停車駅も多くないですし、負担ではないです。