4連休を利用して、四国一周サイクリングに行ってきました。尾道 を起点として反時計周りに走る902kmのコースです。公式のコースをベースに西側では四国カルスト を含めました。
ブルベの1000kmならば350km、350km、300kmと分割し、3日程度で予定を組み立てますが、今回は1日の走行距離を250km程度に抑え、余裕を持ったスケジュールとしました。
1日目 : 尾道 - 松山 140.6km
2日目 : 松山 - 高知 279.2km
3日目 : 高知 - 鳴門 233.1km
4日目 : 鳴門 - 今治 249.4km
5日目 : 今治 - 福山 98.5km
Ride With GPS でコースを引いたのですが、それによると獲得標高が16,000m。Ride With GPS の獲得標高は多め出るというのは知っていましたが、これまでキツかった2018年のBRM922 熊本1000でも9,300mだったので、どれだけきついのか想像できないままライドに臨みました。
1日目
新幹線で昼頃に新尾道 に到着し、そこからし まなみ海道を通り四国入りしました。しまなみ海道 は3年前のブルベで走って以来2回めです。やっぱり気持ちよいコースです。
今治 から松山まで走り一泊しました。松山では鯛めしを狙っていたのですが、連休で混んでいたため撃沈し、ラーメンを頂きました。
2日目
2日目は四国カルスト を登るルートです。国道379号、国道440号から久万高原町 を通り、県道303号線を登って天狗高原 、四国カルスト に至るルートをとりました。距離、標高とも山場の1日ということもあり、できるだけ余裕を持てるよう午前3時にスタートしました。
しばらくすると登り区間 に入り、三坂峠を登ります。途中見下ろした松山の町が美しかったです。
三坂峠から長い軽快な下り区間 を経て、柳谷大橋というループ橋から登り区間 がはじまります。
県道303号はあまり一般的ではなさそうでしたが、距離が長い分、斜度は緩かろうということで選択しました。補給難区間 であることは分かっていたので飲み物と補給食は準備して臨みました。実際走ってみると序盤と終盤は5%程度で中盤は10%程度と、きつすぎず走りごたえのある道でした。
ただ登り始めるうちにぽつりぽつりと雨が振り出し、頂上付近では雨と霧のライドとなってしまいました。絶景で有名な四国カルスト も霧で何も見えませんでした。
天狗高原
四国カルスト からは国道440号、197号、320号を通り鬼北町 まで行き、国道381号から四万十川 沿いに須崎市 、土佐市 を経て高知駅 まで行き一泊しました。暑かったですが、四万十川 の景色は素晴らしかったです。
3日目
3日目は高知から海沿いを通り鳴門まで行きました。この区間 はほとんど日陰がなく暑さが厳しかったです。また全般に向かい風でペースが上がらず苦しみました。
昼食は室戸岬 を少し過ぎたところにあるサンフィッシュまんぼうさんで刺し身定食をいただきました。大きく切られた刺し身が美味しかったのは当然ですが、付け合せも全て美味しかったです。これで1400円は大満足でした。
サンフィッシュまんぼう
この日は全体に単調なコースでしたが、牟岐 から日和佐の南阿波サンラインは絶景を楽しめました。
4日目
4日目は鳴門から今治 まで走りました。公式にあった通りのコースを走ったのですが、
鳴門スカイライン からの展望、坂出からの瀬戸大橋を望む景色など、多数のサイクリングスポットが織り交ぜられており非常に楽しめました。
朝食は高松のうどんあさひにて讃岐うどん をいただきました。早い時間でお店が開いておらず食べられないかと心配していましたが、9時の開店と同時に入店し食べることができました。
うどんあさひ
昼食は道の駅とよはまにてはまち三昧定食をいただきました。
はまち三昧定食
5日目
5日目は予定では自走で福山駅 まで行くつもりでしたが、 しまなみ海道 はお腹いっぱいな気がしてしまい、結局バスで福山駅 まで行きました。今治 桟橋から福山駅 まで2600円。始発だったので問題なく自転車を積むことができ、楽に移動することができました。
泊りがけのロングライドは非日常を味わうことができ、夢のような5日間でした。その日ごとにテーマがあったので飽きずに走れました。
4日で900kmを走るライドとなりましたが、計画どおり十分休息を取れたので脚にはあまり負担を掛けずに走り切ることができました。
一方、お尻の方は突き上げのダメージが蓄積し、結構限界に近かったです。トルクをあげて走れば楽になりますが、そこまでは脚が持たず、バランスが取れませんでした。パッドのよいレーパンに変えればいいのか、クッション性の高いサドルにすべきか、試行錯誤が必要です。